
「目の前に困っている人がいる。」今、援助を必要とする「人」に手をさしのべるという私たち人間の持つ根源的な思いやりの気持ち。
何より困っている「人」を支援するというこの気持ちは私たち丸瀬布社会福祉協会の支えにもなっています。
北海道老人福祉施設協議会倫理綱領前文には、私たちの行うケアが「人として生きる」という生存の条件に関わっているその重さを自覚し、人格を尊重したケアの実践につとめること。
私たちの専門性・誠実性を高めるべく人材育成と自己啓発に努め社会的信頼を得られるケアの実践に努めること。
そして、「長寿であることをよろこび、安心して暮らすことのできる福祉社会」の実現に努めることとあります。
その「福祉社会」の実現に向け、当法人にとって一番大切な資源は「人」です。
しかしながら「人」が法人の大切な資源となるためには、その「人」を「育てる」環境であり「取り組み」があって初めて資源として成り立つのだと思います。
もう一つ「人」が資源として成り立つために大切な要素が「経験」です。
「経験」は資金がたくさんあっても手に入れることできるものではなく育てる側の確かでゆるぎない福祉感とこの仕事に対する「真摯な態度」が必要です。
法人に所属する職員として何が大切なことか、何をすべきかをしっかりと理解し、実践していくことこそが地域にとってなくてはならない社会資源として法人が認識されることであると存じます。
丸瀬布社会福祉協会は設立から今日まで40年余り、広く町民の皆様・関係各位のご尽力とご協力を賜りましたことを感謝申し上げますとともに役職員一同心からお礼申し上げます。
これから始まる新しい時代、「令和」においても何卒よろしくお願い申し上げます。